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尾形乾女 花の美術展


雨脚が強くなった日曜日、この雨なら空いているかも?と思って紫陽花が美しい北鎌倉に行ってみた。とはいえ駅や観光バスからはたくさんの人が訪れていました。



そして『尾形乾女(けんにょ)・花の美術展』を観に鎌倉古陶美術館へ。少し前に湘南通信で展覧会の事を知りました。凛とした美しいおばあちゃまといった雰囲気の乾女さんの姿が印象的でした。
六世乾山を父に持つ乾女さん。幼い頃から日本画を学んだそうですが、当時女性は窯場に入る事は許されず陶芸をはじめたのは還暦を過ぎてからだそうです。陶芸作品においても琳派の伝統を継ぐものですが、香合の中には逆さまになった椎茸などには茶目っ気を感じたし、乾女さんの個性が感じられました。



乾女さんの日本画の作品としてはちょっと異質なかんじのする『じゃんけんぽん』と『にらめっこ』を私はとても気に入りました。少女と少年の表情やしぐさがとっても可愛らしくて、見ているこちらがニッコリしてしまう絵でした。この絵を描いている時、乾女さんは琳派の継承者である事を離れ、少女に戻っていたのではないでしょうか。
古陶美術館は古民家を移築されたそうで、とてもいい雰囲気。紫陽花の小径の庭もまた美しかった。
尾形乾女 花の美術展は7月13日まで開催。
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富士屋ホテルで写真部




少し前の激しい雨降りの日、箱根で休日。散歩もできずに残念だな〜と思いながらチェックインしてみると、お部屋がなんとチャップリンの部屋だった。お気に入りはバスルームの花頭窓がかわいかったこと。ここぞとばかりに大喜びで写真部する怪しい夫婦。



翌日もまた雨。紫陽花とかたつむりは雨降りがよく似合いますね。朝食に食べたパンケーキ富士屋風はクレープみたいでおいしかった。
写真部のアルバム。
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「旬」がまるごとマザーフードマガジン


「旬」がまるごとマザーフードマガジンは毎号ひとつの食材をテーマにした食の雑誌。写真家によるフードグラビアや教科書みたいな図鑑からレシピまで、その食材をクローズアップする徹底っぷりが面白いです。ちなみに今でているのは『たこ』です。



今日は実家からたくさんの桃太郎トマトが届きました。「旬」がまるごとを読んでいると無性に作ってみたくなるレシピや、食べたくなるものに出会います。どうも気になる下呂温泉の新名物トマト丼を大人の行楽さんが紹介してくださっています。今晩はひとまず冷やしトマトにしよう。
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大地堂のパン


滋賀県日野町の麦から育てるパン屋さん大地堂。全粒粉のシンプルパン、香ばしく自然な甘みがあって美味しい。大地堂のパンは小麦の味がぎゅっと詰まった噛みごたえのあるしっかりとしたパン。



大豆と胡麻のブロートは、自家栽培の大豆、ゴマ、亜麻の実がたっぷり入っています。お店で田舎味噌とも相性がいいと教わったので、軽くトーストして母の手作り味噌とバターで頂きました。外はカリッと中はしっとりと味わい深い小麦パンと、味噌がこんなにぴったりくるとは驚きです!ワインと一緒はもちろん冷たい日本酒とっていうのもいいかも。



日野産ディンケル小麦と、向日葵の種、胡麻、亜麻仁、燕麦、ライ麦の5種類の雑穀が入った、ディンケルのつぶつぶブロート。このパンは今まで食べた事がないと感じたパンでした。お店でこのパンを一口食べて以来、しっとりつぶつぶとした食感と美味しさに感動して、すっかり大地堂のパンにはまりました。
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どこからきたのか?


ななほしてんとう虫がロータスブリムストーンの植木鉢を散歩中。上から見るとてんとう虫のレコードプレイヤーみたい。



梅の植木鉢から見事な梅を発見してオドロキです!毎年花は咲くけど実をつけたことなどないのに貴重なひとつがコロンとしていた。いつの間にこんなに立派に育っていたんでしょう?まったく気づかなかったので不思議だ〜。
と、ここまで書いておきながら、こわごわひと口かじってみたら…えーっスモモじゃ〜ん!?って事になったんですけど。そういえば、梅って青いよね?ってことは、小鳥の忘れ物?謎はますます深まるのでした。
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大地堂のパン〜cafe NOKA〜信楽へ


滋賀フリータイムも残すところ半日、姉のガイドで大地堂のパンをピックアップするコースからスタート。店主の中田さんはドイツでディンケルという古代小麦と出会い、日本で初めてそのディンケル小麦を自ら栽培され、焼き上げているそうです。そんな大地堂を雑誌のパン特集で知り、東京から予約を入れていたのです。
琵琶湖の瀬田から車を走らせ1時間ほど。小麦色の小麦畑が見られる、のどかな田園風景を見ながら日野の大地堂へ到着。ちょうどバケットが焼きたて!来られてよかったね〜と香ばしいバケット噛み締める3人でした。
小麦の原種と言われるディンケル小麦は変わっていて一般の小麦が小麦色になる頃もまだ青々としているんだそう。
中田さんのお父さんにも日野椀や町のお話を聞かせてもらったり、お姉さんは陶芸家でステキなご家族でした。大地堂の味わい深いパンは中田さんにしか焼けないパンなんだね〜と3人のモグモグは続くのでした。



珈琲セブン社の方が教えてくださったgallery yamahon/cafe nokaへ。ちょっと見落としてしまいそうな山間の街道沿いのショップに到着すると古い倉庫を使った大きな空間が広がるギャラリーでは土の記憶展が開催されていました。エジプトのピラミッドの古代のタイルなどの展示も実際に手に取って見られるし、大きなギャベも広い空間でこう見られるなんていいなぁ。



素朴な佇まいのカフェで珈琲を頂きました。お庭に咲いてるのは風の乗って飛んで来たと思われる雑草の花々。気取らないその感じや、昔の柄入りの板ガラスや針金入りのガラス窓もまたいいかんじなのです。窓から入るすーっとした風、ここで昼寝できたらどんなに気持ちいいんでしょう。



cafe nokaからほど近い『いっぷく茶屋 山のたまご』へ。平飼いの養鶏場の直営のようで、新鮮な卵と鶏肉料理がメイン。店内はバイクのツーリングチームやファミリーでほぼ満席。地鶏刺身や焼鳥などのメニューもありドーム型の鉄板でジュージューしてる人もいました。夕食に一杯のみながらなんていうのも良さそうだな〜と思いながらも、サクッと正しいお昼ご飯を頂きました。オムライスは計算されたようなシンプルなピラフでとろっとろの卵の味が引き立ちます!親子丼うまいです!



あっという間だけど、充実したフリータイムも終了。待っていたのは信楽のたぬきちゃん達。傘は災難を避けるためだったり、縁起物だって事初めて知りましたよ。
一方、お別れしたダンナ様は…信楽のmiho musiumで与謝蕪村展を堪能していたようです。滋賀とってもよかったな〜!
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近江八幡 尾賀商店へ


近江商人のふるさと、近江八幡は昔の商家や宣教師ヴォーリスが残した洋風建築も残る情緒ある町並み。ここは築150年の古民家を利用して5つの店が集まったセレクトショップ尾賀商店。近くまで到着していながら場所がわからない私たち、何度か電話で問い合わせながら到着すると、ニコニコ笑顔で店主のおふたりが店先で待っていてくれたのが嬉しかったな。



やわらかい光の店内は大きな商家らしく土間でいくつもの部屋が繋がっていて、どこを切り取っても絵になるかんじ。骨董・皮製品のセレクトや照明作家さんの灯り、個性的なハンコ屋さん、陶器、ギャラリー、珈琲店を前にキャッキャッせずにはいられないステキな空間でした。



珈琲セブン社は商店内の居心地の良い場所、つまり好きな場所でコーヒーを頂けるという粋なはからい。私たちは通りに面したカウンターを選び、美味しいコーヒーで一息。格子窓から夕方の日常を眺めると学校帰りの小学生、高校生のお兄ちゃんと散歩中の柴犬に出会いました。声をかけたらウググゥ〜ッとなりながら戻って来てくれたピーコちゃんです!



そして尾賀商店を満喫した私たちも散歩に出ると、子供が「こんにちは」と普通に挨拶してくれました。近江八幡は町並みも人も気持ちが良いところ。『売り手よし、買い手よし、世間よし』という近江商人の精神が今も受け継がれているんですね。





そして夜は琵琶湖を眺められるホテルの鉄板焼きで近江牛。最後の〆に出て来た近江牛ステーキのホットサンドロール、これが絶品!近江牛とはいかないけど今度うちでも作ってみたくなるゼイタクな一品でした。
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石山寺で源氏回廊〜浮御堂


滋賀出張の合間1.5日はフリータイム!タイミング良く京都出張だったダンナと合流。なぜか!?旦那スタイルで登場してびっくりですわ…もう。そんなダンナ様のガイドで滋賀ツアーは近江一宮の建部大社をお参りしてスタート。紫式部が源氏物語の構想を得たと言われている石山寺では、源氏物語の千年紀の源氏夢回廊が行われています。瀬戸内寂聴さん訳の源氏物語を読書中なのでワクワクです。



世尊院では、ダンナに負けじとワンコインでコスプレした末摘花。島崎藤村ゆかりの密蔵院では現代のアーティストの作品が展示。女性の書家の方が全帳書き上げた大作や、トイレットペーパーを巻物にして書かれた面白いものもありました。



巨大な石や岩が切り立った迫力のある境内も有名ですが、普段は入れない塔頭のお庭に入れるのも魅力です。公風園はその名も『カフェ・ド・ゲンジ』。なんだかしゃれてます。ここでお抹茶とお菓子で一休み。



石山寺を後にして滋賀院門を散歩しながら鶴喜そばで美味しいにしんそばを頂き、そして近江八景のひとつ浮御堂へ到着。立派な松のある橋を渡って琵琶湖に浮かぶ御堂をお参り。水面を眺めていると船の上にいるような感覚に、ぼ〜っと風に吹かれて琵琶湖の景色を眺めるのが心地いい。人も少なかったせいかもしれませんが、ゆったりした気持ちになれてすごくよかったです。夕暮れや満月の夜にも訪れてみたいです。浮御堂近く、採れたて稚鮎の佃煮は美味しかった!
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