鳥よ鳥よ〜鳥の〜うた〜♪の池中玄太80キロは丹頂鶴を撮るのが趣味の報道カメラマンでしたね。このドラマも鶴居村で撮影されたそうで、趣のある樹形の玄太の木が今もありました。
今晩の宿
HOTEL TAITOはオーナーが写真家ということもあり、丹頂の美しい写真もたくさん見られました。有田焼きの茶碗の鶴もステキ!
ここで初めて頂いた牛乳豆腐。不思議な食感で最初チーズかな?と思って尋ねると、初乳に酢を入れて凝固した上澄を絞ってつくるお豆腐のようなもの。カルシウムがたくさんとれる、このあたりの家庭料理だそうです。
鶴居村のチーズは賞を取り人気ですが、買ってくるのを忘れてしまった。ここの牛乳の美味しさを考えるときっと美味しいのでしょうね。
晴天のなか十勝方面へ移動する途中、白糠の漁港に立寄りました。お隣のご夫人に『旬の赤カレイはお刺身で食べたら美味しいのよ〜、黒い柳カレイは干物にするのよ。あっお兄さん、それもう1キロ入れてね〜』と、ご夫人は魚屋のお兄さんと私と両方とうまく会話する。私はタイミングをのがし注文できずにいるとみるみるうちに魚がなくなっていった。ボヤボヤしてたら生きて行けないぞ!ホッキ貝とカレイとタラを次の漁で揚がったものを実家に送ってもらうことにしました。
スロウで木のお皿を見て以来、とても気になっていた
『工房十勝木のうつわ』。廃校を利用されている、佐々木要さんの工房を見学させていただきました。もともと地元の製材所で働かれていたという佐々木さんは、地元の幕別近辺で採れる北海道産の木だけを使って作品をつくられています。その種類は約35種類ほど、針葉樹を入れると40種類以上にもなるそうで、その木の特性を説明してくれる様子はまるで木の博士のようでした。木くずさえも捨てる事ができないとか、木をそばに置いておきたくなるといったお話を聞かせてもらい一番感じたのは木を愛してらっしゃる姿。4月24日からの新宿ozone
『クラフトマーケット2008』での再会を約束してきました。
ホテル北海道で佐々木さんの器を見た後、帯広名物の豚丼を食べに遅めの昼食。前に来たときには
『ぱんちょう』だったので今回は『ぶた八』。サイズは4種類、いつでも全力投球する長男は一朗を注文、晩ご飯の時間を計算して三郎にする賢い次男、それならば四朗にするか…と私。3つの大きさの
違いはこんなかんじ。
帯広から然別湖へ向かう途中でだんだんと気温が下がり雪景色に。とはいえ真冬の景色とは違う光、綿花のように木々に咲いた雪の花がすごくキレイでした。然別湖のコタンも暖冬の影響で早々にクローズしていて残念。湖はまだ凍っていましたが、正面の山は水面に映るとくちびるのように見えるそうです。お風呂で出会った帯広から来た女性に昼のブタ丼の事を話すと、地元で人気があるのはどうやら『いっぴん』というお店らしい。次回はここですね!
旅も終盤、最終日は然別湖から十勝を抜け、美馬牛の自家焙煎の珈琲専門店
goshで石川さんと待ち合わせしてランチタイム。地元のベーコンやチーズをつかったサンドイッチ、手作りのパンと一緒に楽しむお肉料理もボリュームたっぷりで本日の珈琲付き!食後にさらに珈琲を注文、ペーパーとネルを選択して後、ネルドリップの落とし分けも3種類あり、特別な一杯を楽しんできました。お店のメニューにあったgoshの珈琲のできるまでのお話や、ドリップ方法にも目が留まりました。『良い豆をあたりまえに手間をかけて珈琲豆にしたい』という言葉が印象的です。私も美味しい珈琲が淹れられる人になりたいな。
石川さんと別れ、最後は十勝岳温泉の凌雲閣でしめることに!この日は日曜だった事もあり、スキーヤーやスノーボーダーがハイクして富良野岳や十勝岳を気持ち良さそうに滑ったトラックが刻まれていました。そこへ突然猛スピードで急斜面をキタキツネが滑り降り、女風呂のすぐ横で涼しい顔で休憩していました。釧路でガイドしてもらった氏原さんからもらったハガキを思い出しました。そのハガキには皮膚病にかかったキタキツネの写真が載っています。人間が野生動物に餌をあげた為に十分な栄養を得られず、病気になったり冬を乗り切る事ができないキツネも多いそうです。人間が怖いと思わせる事も大切な事なのですという話を思い出して、走行距離約1300キロの道東の旅を終えました。
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