この京都の旅ではお茶に縁がありました。高山寺の鳥獣戯画が描かれた茶器はかねてから欲しいと思っていたもの。五条坂の酒見商店で買えることを知り、とても楽しみでした。酒見さんは小売りもしてくれる卸問屋さんで、畳にあがって清水焼の器を選べます。
由緒ある住居がそのまま使われていて情緒たっぷり。土間にはリンゴの木箱が積み上げられ、器の丁寧なイラストがつけられて分類されています。お目当ての品を店主の酒見お母さんのお話を聞きながら見せて頂きました。お母さんの温かい人柄に触れ、京都の思い出がひとつ増えました。
京の台所といわれる錦市場で生麩を物色中の私。白麩、ごま麩、よもぎ麩の大人買い…、グルテン好きです。
八百屋さんには九条ネギ、海老芋、くわい、壬生菜、金時にんじん等の京野菜がたくさん並んでいました。高級包丁で有名な『有次』で目の保養、ひょうたん、松竹梅、鶴亀、うさぎ、伝統的でかわいい抜き型もたくさんで目移りします。あっという間の2泊3日の滋賀・京都、またゆっくり来られるといいなぁ。
日本最古の漫画?鳥獣戯画の茶器。手書きの絵付けで、最近は作家さんは増えても絵付け職人さんが減っているという話を聞きました。持ち手が籐でしっかり編まれて酒見さんのこだわりを感じます。柳桜園茶舗のかりがねほうじ茶のパッケージにも鳥獣戯画が描かれています。
高山寺で明恵上人がかわいがっていた愛犬像のレプリカを買っていたダンナ。あなたはみうらじゅん?と突っ込みたくなったけど、あまりの愛くるしさに納得。ちょっとこぐまに見えます。
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