魯山人が山代温泉で彫った看板は7枚あるそうです。『須田菁華窯』の初代が魯山人の看板を気に入り、陶芸を教えたと言われています。『あらや』の看板をよく見ると、当初は金色と緑青が使われていた面影が見られます。浮き出た文字と彫られた文字という2つの彫り方が1枚の看板で用いられるのは珍しいと女将さんに教えてもらいました。あらやで見せてもらった魯山人の初期の絵付け作品。
『あらや』から歩いてすぐの所にある『いろは草庵』は若き日の魯山人が半年間暮らした宿。看板を彫った仕事部屋や書斎、山代温泉の旦那衆と交流を深めた囲炉裏や茶室、そして蔵の中では作品を見学しました。この地を訪れなければ書家と篆刻家で終わっていたと言われているとか…。
加賀の新鮮な海の幸を味わえる
亀寿司へ。店内には可愛らしい小振りの山紫陽花が飾られていました。お隣に座った常連のお客さんから蛍の話を聞きました。6月はちょうど蛍の季節なんですね。お寿司も山代の地酒も美味しかった〜。お天気にも恵まれとても充実した旅でした。
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